東芝は、なぜここまで崩れたのか?ここでは、わかり易く解説していきます。株価の影響も凄まじいモノですが、ここまで東芝が行ってきたことを取り上げながら話していきます。
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先日私は【株価の考察【東芝の今後の展望】】で、結構楽観視して記事を書いていたのですが思っていたよりも東芝の現在の出来事が大きくなってきているので、東芝に起こった出来事をとても簡単に説明していきます。
<なぜ東芝は崩れたのか?>
東芝が崩れたのは、ただ不適切な会計をしていたからではありません。ある出来事によって全てが狂っていったのです。
その出来事は、2006年1月にウェスティングハウス・エレクトロニックを約6300億で買収したのがキッカケです。この企業を買収したことにより、東芝は原子力発電装置の世界三大メーカーの一つになります。
原子力を初め、発展途上国などでインフラ事業を中心に拡大していきます。
その後、皆さんもご存知の通り、リーマンショック・東日本大震災と経済に大きく影響を与える出来事がいくつか起こります。
特に東日本大震災では、原発の問題が大きく取り上げられました。これによって世界で原発の規制が厳しく定められていきます。これが東芝を崩しはじめます。
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この規制により、東芝には大きな問題がかかってきます。アメリカで建設中であった原子力発電所が規制により、予定していた期間よりも完成が大幅に遅れることとなり、また規制が厳しくなったことで建設だけでなく大幅な設備にもお金がかかってくるようになったのです。
ウェスティングハウスが運営してのですが、買収したので設備や建設のお金を払うのはもちろん東芝です。莫大な資金がこの出来事で東芝の重荷になっていったのです。赤字が膨らみ東芝のプライド・ブランドを守るためあらゆる手を使っていきます。
そのあらゆる手というのが、粉飾決算・不適切会計であり、赤字をごまかしていたのです。
2016年5月に決算を発表したときは、日本事業過去最大となる営業利益7191億円の赤字・東芝過去最悪となる4832億円の最終赤字にまで膨れ上がりました。
株式市場もあの東芝がもう東証2部になろうとしています。信じられないですが、ここ近年シャープに続き、東芝までもが2部に落ちるのですから時代も変わったものです。
様々な企業が東芝の手助け・乗っ取りとあらゆるところから近づいてきています。ここから東芝がどう巻き返してくるのかとても注目されます。
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