皆さんは「100円のコーラを1000円で売る方法」という本をご存知だろうか。これはマーケティング攻略についての本なのですが、お金持ちになる要素もたくさん含まれています。なので、それをわかりやすく解説していきます。
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<100円のコーラを1000円で売る方法>
ここで大切なのは、付加価値を付ける事で、100円の物を1000円で売ることも可能になるということです。
よく、生活していると感じることがあるかと思いますが、店や土地によってモノの価格が違うとよく思う人もいるでしょう。
なぜなのでしょうか?
それは物価などの違いもありますが、一番の大きな違いはサービスの質なのです。
どういうことかといいますと、コーラは自動販売機・ディスカウント・コンビニなどで100円~150円くらいでどこにでも売っています。しかし、ホテルやレストランなどはどうでしょうか。300円や500円のところもあるかと思います。
リッツカールトンホテルなんかは1000円でコーラを売っています。ぼったくりと思うかもしれませんが、1000円で売っているリッツカールトンホテルの評価は悪いでしょうか?
悪くありませんよね。むしろかなり評判はいいです。
そしてちなみにこれは、すべて同じコーラです。特別な違いはありません。なぜ売れるのでしょうか?
その答えは、シンプルで販売機などで売っている100円のコーラは液体を売っているのです。そして、リッツカールトンホテルで売っている1000円のコーラは液体だけでなく、高級感のある居心地の良い空間の中でとても冷えたコーラを飲める環境が1000円でも満足できるのです。
これが、サービスです。この付加価値を付ける事で、同じものでも高く売ることができるのです。
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<衰退する会社としない会社の違い>
コーラを高く売ること以外に、生き残る会社の特徴についても書かれています。ここでは、マーケティングだけではなく、投資する会社の将来性の見方の勉強になりますので、ここも抑えておいていただきたい。
次の2社を比べてみます。
Aの化粧品会社は自社の事業を「化粧品の製造販売」
Bの化粧品会社は自社の事業を「ライフスタイルと自己表現・夢を売ること」
と定義していました。
この2つを比べた時、将来、技術革新で化粧品よりももっと効率的な美容商品が生まれるかもしれない。その時、生き残るのはどちらの会社でしょうか?
圧倒的にBの化粧品会社です。
なぜなら、新技術を柔軟に取り入れる姿勢を常に持っているからです。もっと効率的な新しい美容方法が会社を発展させるチャンスになります。
つまり「自社の事業を化粧品の製造販売と考えるのは、製品思考の考え方であり、ライフスタイルと自己表現・夢を売ると考えるのは市場志向であり、つまり顧客中心の考え方なのです。」
これが、生き残る会社と衰退していく会社の違いなのです。株式投資などで会社を調べるときはこういうのを見極めるのが重要です。
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今回で重要なポイント。
・100円のコーラは液体そのものを売っているが、1000円のコーラは液体とその飲める環境の良さというサービスも含まれているので、高くても顧客は満足する。
・会社の将来性は、柔軟性のある会社でかつ顧客志向がある会社が生き残り、製品思考では長生きしない。
ここだけで話しきれなかったので、続きはこちらへ【100円のコーラを1000円で売る方法】簡単解説②