過労死問題から大企業について考える【労働者or資本家】

 ここ最近、超優良企業で過労死が起こり、様々な問題が取りざたされています。「残業時間・パワハラ・セクハラ」と本当のことはわかりませんが、ここでは角度を変えて、大企業で働くことについて考えていこうと思います。

 過労死問題で、残業時間の軽減・上からのパワハラなど様々ありますが、なぜ大企業でそのようなことが起こるのでしょうか。それは労働者であるからと私は思います。

<会社に入る時・働く前に考える事>

 

では、まずあなたの考えを自分自身で理解する必要がありますので、就職をする時に、大きく分かれて以下の4パターンに分かれます。

①大企業に就職し、安定した収入を得て、人生を生きていく。

②将来自分の夢に向けて下積みする企業に、就職しステップアップする。

③とりあえず、内定が取りたい。

④大企業・中小企業に関係なく、自分の好きなところで働く。

自分が、「就活した時、何番だったのか・今の自分の考えは?」に番号を当てはめてください。順番に説明していきます。ちなみに私の考えは②番です。

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<会社で働く意味(①と③の人)>

皆さんに質問です。

 

「なんのために働くと思いますか?」

 

 おそらく、「生きるために働く」と思ったのではないでしょうか。働いてお金をもらい、それを使って生きていくためと答える人がほとんどであると思います。

 特に先ほど①番であった人は、地位や名誉・経済力と安定した収入を得て、金銭的に不自由しないことが一番の目的であるかと思います。そして、それがすべて揃っているのが「大企業」です。

 経済基盤・社会的信用が重要である大企業がいいので、ベンチャーや近年成長しているIT業界には不安定・信頼の面でいいイメージがないと感じていると思います。

 なので、安定と経済力を1番重視し、仕事内容はその次の人も多いのではないでしょうか。

 

<将来・未来を大切にする(②と④の人)>

 しかし、②番や④番の人は、①と③の人と真逆です。今の大企業は成長率が低く、活躍する場も少なくなり、出生なんてできないと感じています。それに比べ、近年できたIT企業などはまだまだビジネスとしても成長幅があり、社員も全体的に若く自由に仕事ができるのを利点としています。

なので、いつかは独立する・起業するという人は②・④の人が圧倒的に多いです。

 

これを聞いて、①の人はもっと地に足を付けて現実を見るべきだというでしょう。では、次に働く本質について話していきます。

ここからが問題です。しっかり聞いてください。

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<大企業か?独立か?・労働者か?資本家か?>

 

 まず、大企業や企業に雇われて働く人は皆サラリーマンです。では、ずっとサラリーマンのままでいたいと思いますか?

おそらく、①や③の人は「サラリーマンのままでいい」と思う方が多いと思いますが、中には、企業の役員・経営者になりたい人もいるかもしれません。

ここで、理解していただきたいことが一つあります。

サラリーマンとは、労働者である」ということです。大企業の社員も同じです。

もう一つ、就活する時や、職を探すときに「じぶんが会社に提供できる資本・投資」とは、いったい何だと思いますか?

これは、ほとんどの人が同じです。それは時間です。若い人が会社に自分が売れるのは時間しかないのです。そして、その時間を会社に提供することによって、給料をもらっています。

つまり、会社に入社するというよりも、労働契約をするといってもいいかもしれません。

サラリーマン=労働者

 では、逆に資本家はどうでしょうか。②と④の人は最終的には資本家になりたい人がほとんどでしょう。

労働者は、時間を会社に提供してお金をもらうことです。様々な資本を持つ資本家(経営者)は賃金を労働者に払うことなのです。これこそが資本主義なのであり、経営者からすれば時間というのは命そのものなのです。労働者はそれを提供しています。

労働者は、時間を提供して、お金をもらっている。

資本家は、お金で労働者を雇い、効率よくお金を稼いでいる。

これは、客観的で見たものであるので、私の感情などはありません。事実のことなので頭に入れておいてください。その大切な時間を消費し、過労してしまうほど日本の労働者は厳しいのです。

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