【仕手株とその見分け方】株辞書

 株をしている人は時々耳にする言葉ではないでしょうか。「仕手株」。私も仕手株に上手く乗っかり、20万円の資金で約15万円儲けたことが2回ありますが失敗もあります。その仕手株の見分け方について話していきます。

 仕手株で利益を出すことはできるのでしょうか。

はい、できます。しかし難しくなってきているのも事実です。

 昔は1週間かけて値上がりし、下げていくのが特徴でしたが、近年は1日・2日で値上がりし一気に下がる傾向にあります。早い時は数時間の時もあります。

 まず仕手株で失敗しない方法は、前もって、その銘柄に株を買って、仕込んでおくことです。しかし、いつ上がるか全くわからないので、常に見ておかないといけないし、待ってられないのが本音です。

しかし、上手くいけば株の魅力を感じることができます。ここで大切なのは稼ぐより、仕手株に引っかけられないようにもしてください。大きな利益がかなりなくなる場合があります。

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<仕手株とは>

 特定の投資家たちが意図的にまとまった投資資金を市場に流入することで、急激な株価の激上げ・激下げが行われた銘柄のことをいいます。

 その特定の投資家たちプロの投資家集団のことを「仕手集団」「仕手筋」といいます。そして、その仕手筋の特徴がいくつかあります。

・資金っを莫大に持っている。

・投資家の心理をかなり理解している集団である

 株価の上下幅が普段よりも起きやすいので、上手く乗っかることができれば、個人投資家も短期で利益を得るチャンスがありますが、ほとんどの場合損失するのです。

そしてこれこそが仕手筋の狙っている目的であり、その株を仕手株というのです。

<仕手株の特徴>

 株価が業績や材料が何もなく急騰している銘柄に多いのが特徴です。また、仕手株になる株にも特徴があります。

・超有名な優良株ではなく、経営状況があまりよくない企業株

・発行済株式数が少ない株

・評価が厳しい低迷株

これらが仕手株を代表する銘柄の特徴です。

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<仕手株の手口>

 仕手集団がどのようにして、爆上げ・爆下げを行っているのかわかる範囲で説明していきます。

①あまり目立たない株を狙い、株価や出来高に反映されないように日々少しずつ銘柄を買って仕込んでいきます。

②ある程度株数が集まったら、板や掲示板など目に見える形で株価が上がることをアピールする。

③そのアピールに目を付けた投資家が値上がりに乗ろうと買い始めます。そうすると便乗され株価が爆上げになります。

④最後に十分上がったところで、すべてを売り抜けてかなりの利益を得るのです。

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 上記で説明した中に、板や掲示板等で上がることをアピールすると言いましたが、見せ板やがせ情報も日常茶飯事なので、これはあまり信用しない方が良いでしょう。

ではどのようにして見分ければいいのか話します。

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<仕手株の見分け方>

では、仕手株の見分け方について具体的に話します。今まで、仕手株だったのに急に仕手集団が銘柄から離れることもありますので、銘柄名は控えさせてもらいます。

・過去の銘柄を見て、年に数回急に爆上げ・爆下げしている銘柄かどうか

・普段出来高が数万ほどの銘柄かどうか

・株価が調整されている感じかどうか見極める。これが一番難しいです。少し株価が普段より上がったら、上がった分だけ株価を下げるといった感じです。

・ときどき、出来高が普段の数十倍になる場合がありますので、その時が一番の買いです。しかし、罠の場合も多々ありますので、だまされることも十分にあります。

これが見分け方です。

<まとめ>

 仕手株について話してきましたが、やはり長く1年2年と待っていれば、高確率で利益を出すことが可能です。しかし、1年で10万円稼ぐのであれば、普段から株を売買していく方が早くに利益を上げれるので、仕手株だと効率が悪いです。

 なので、仕手株は儲けるのではなく、仕手集団の仕掛けにはまらないようにするということが一番重要なのだと私は感じます。