SMAPの解散原因より凄さを改めて考える

 まだあまり実感がありませんが、年内で解散を発表した国民的アイドルグループ「SMAP」の凄さを改めて考えていき、なぜこのような人気が爆発し、解散までに至ったのか。

 <解散原因の真実

 世間では、SMAPメンバー内の確執やマネージャーと副社長の方向性の違いなど様々なことを言われていますが、本当のことはおそらくわからないです。解散原因の発表があっても裏があるでしょう。

 でも、これほどの解散報道もなかなかないのも事実です。つまりそれは「SMAP」のこれまでやってきたことの凄さ・世の中の影響力の凄さを意味しています。なので、解散の原因はわからないですが、影響力のあるグループというのは真実なので、その凄さを3つに分けて考えていきます。

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①SMAPが国民的アイドルになるまでの道のりが異色

 ご存知の方も多いかと思いますが、今ジャニーズグループがCDを出すとほぼランキング1位を獲得します。デビュー曲からずっと1位のグループも多いです。しかし、SMAPはそうではありません。

 今では考えられないですがSMAPのデビュー曲は2位だったのです(あの時の2位はかなりすごいと思いますが)。これは今でもジャニーズグループのデビュー曲が1位でなかったのはSMAPだけなのです。そして、1位を始めて獲得したのは12枚目のシングルなのです。

 この期間こそが今のSMAPの基盤・根源を作ったのではないでしょうか。マネージャーの存在がかなり大きかったと思いますが、普通なら12枚目まで1位を取れないことで、プレッシャーやプライドを責められ、諦めたり・辞めたり・解散して一人で活動する等いろいろな選択肢があったはずです。それでもSMAPはグループとして活動を続け(人数は変わりましたが)、メンバーの個性を開花させたバラエティー番組やドラマと当時のアイドルとしては無かった幅を広げたのです。

②中居正広のバラエティでの司会・木村拓哉のドラマ。テレビの2ジャンルを代表する存在

 もう一つSMAPの魅力として、メンバーそれぞれの個性です。

 中居正広はいうまでもなく、バラエティー番組の司会は業界でもトップクラスです。なぜそこまでになったのか。それはアイドルがバラエティー番組の司会をするというこれまでの常識を覆すことによって、中居正広・SMAPの名前の地位を上げていったのだと私は感じます。特に当時一番の芸人とんねるず石橋貴明との番組「うたばん」でその腕を磨かれたのです。

 そして、ドラマ俳優や「月9」と言えば木村拓哉と答える人が多いと思います。30代~40代の人はまさにそうだと思います。ルックスは業界を代表しますし、主演のドラマは全てと言っていいほど高視聴率であり、一時代を独占してきました。木村拓哉がドラマでしていた時計やジャケットもバカ売れするなど影響力も半端じゃありません。

この2人が先陣を切って、あとのメンバーの個性も目立つようになりました。香取慎吾の「慎吾ママ」「孫悟空」「両さん」など子供に人気のキャラを演じ、草彅剛もドラマで役の幅がとても広く、韓国で活躍していた時もありました。稲垣吾郎もメンバーの中で特殊な存在感があり、最近はよく悪役を演じることで賞も取っていました。

SMAPはアイドルの枠を明らかに超え、あらゆることに挑戦し、常識を変えてきた「先駆者」グループであると改めて感じます。

 

③歌手としての存在感

 アイドルは歌手ですから、やはり歌がメインになってきます。SMAPは歌手としても際立っています。代表曲を見てもそれはわかります。

世界に一つだけの花・夜空ノムコウ

らいおんハート・青いイナズマ

ありがとう・がんばりましょう

セロリ・freebird

と限がありません。おそらくファンじゃない人でも知っているのがほとんどではないでしょうか。それこそが凄い点です。

歌唱力と言えば劣るかもしれませんが、それでも人気があるわけですから、魅力が他にあるわけです。それこそがメンバーの個性であります。

 曲が好きなのはもちろんですが、曲よりもやはりメンバーの魅力が素晴らしいのです。だから25年と長くトップで活躍し続けてきたのです。

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解散の話と全然違う展開になりましたが、今回SMAPについて少し話しましたが、やはり凄い人の共通点が見えてきます。

①上手くいかない時こそ、辛抱強く耐える。初めから上手くいかない。

②常識を覆す

③この人・このメンバーじゃないといけないという差別化を作る

仕事でも同じです。そして夢を追いかけている人も同じことが言えます。SMAPの凄さもすべてこの3つからできているのではないでしょうか。