外国人投資家の動向

 株式投資をする上で、外国人投資家の動向はかなり大切になってきます。一見関係ないように見えるかもしれませんが、外国人投資家の動きを真似する事が株で勝つコツにもなってきます。その理由を説明していきます。

<外国人投資家の重要性>

 経済は世界で繋がっているといいますが、まさしく株もそうです。外国人投資家の動向を把握して投資している人は、かなり少ないです。

そして、市場を決定付ける力を外国人投資家は持っているのでかなり注目なのです。

 

 なぜ注目してほしいのか。

 

日本の株式市場の全体の20%は外国人投資家が保有しています。そして、1日の株の売買代金の約50~60%が外国人投資家が売買しているのです。日々6割を占める資金を外国人投資家が売買していますので、市場の大勢を左右させます。

つまり、外国人投資家と逆のポジションを取っていると勝てませんし、同じようにすれば勝てるということです

私も、経済情報を見るときは、基本外国人投資家の情報が一番多いです。(むしろ情報は外国人投資家だけといってもいい)

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<外国人投資家の種類>

 

①ファンド・ヘッジファンド・政府ファンド

大きな資金力を利用し、利益を得る企業のことです。オイルマネーなんかは、政府ファンドになります。

②HFT

デイトレーダーつぶしと言われているHFT。高機能コンピューターを使って、1000分の1秒単位で売買注文が繰り返しできるため、超短期間で利益を得る団体のことです。これが市場に入ってきてから、デイトレーダーは値幅を取る取引に移行せざるをえなくなったのです。

あとは、外国人の個人投資家などです。

 

<外国人投資家の影響力>

では、具体的な外国人投資家の動向を、例を挙げて説明していきます。

 近年アベノミクスの効果があり、2012年~2015年にかけて日本の市場は爆上げになりました。(日経平均8000円~20000円にまで上昇)

その間外国人投資家、特に石油・オイル関係の中東の投資家は買い続けていました

そして、2015年後半から2016年前半にかけて、チャイナショック・ギリシャEU離脱問題・石油価格の下落と相次ぎ、日経平均が一気に14000円台にまで落ちました。

その時、外国人投資家は、2015年までに大量の利益を出していた株を、原油価格の下落からオイルマネーが激変したため、保有株を大量に売ったのです。

その間、外国人は売りまくっていましたが、日本の投資家は買い越していました

 そして、本来ならもっと下がるはずだったのですが、日本政府が、ゆうちょ銀行と年金機構がお金を出して、買い支えるようにしていたのです。

このようなことから、いかに外国人が日本の株式市場を支配しているのがよくわかるかと思います。

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<外国人投資家の動向を確認する方法>

 外国人投資家の動向確認の方法ですが、大きく2つあります。

 

①毎週発表される投資部門別売買動向(毎週木曜日)

確認方法は、証券会社のホームページ・東証サイトなどで確認することができます。外国人投資家のことだけでなく、信託・個人投資家、機関投資家の動向も見ることができます。外国人投資家だけ違う動きをしている時が多いので、是非注目してください。

 

②トレイダーズウェブが発表する外国人売買動向

 売りなのか、買いなのか、売買金額は多いのか・少ないのか、大きな流れを知るには、最適の方法です。デイトレーダーで見ていない人には、必ずお勧めします。

外国人投資家の動向(リンク外資系動向)

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 市場を占領しているといっても過言ではない外国人投資家に売買を影響される以上、その動向を見て、株をしていくことは必須になりますし、かなり重要です。ですので、チェックしてください。

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