目標株価とは何なのか。株をしている時に、掲示板などで目標株価というのが目に付く人も多いのではないかと思います。しかし、その目標株価というのは、全く当てにならないということをここで話していきます。
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・目標株価とは
・目標株価がいい加減な理由(4パターン)
<目標株価とは>
目標株価とは、証券会社・投資顧問会社・ファンドなどが企業の業績や経済の流れを鑑み、妥当な株価を公表することをいいます。外資系の証券会社は積極的に発表する傾向にあります。
しかし、この目標株価というのは全くと言っていいほどあてになりません。なぜあてにならないのか。
証券会社が都合のいいように目標株価を公表し、操作する方法とも言われているからです。そして、大口顧客にできるだけ高値で売りたい場合にすることもあります。つまり利益を出したい月(決算月)に多い傾向にあるのです。
発表すれば、2・3日は目標株価に近づこうとしますが、その後はほとんどといっていいほど逆に動きます。
なぜなのか? 次にその理由を話していきます。
<目標株価がいい加減な理由>
目標株価とは、上記で話した通りですが、言い換えればその発表した証券会社などが都合よくなるようにする。ちょっとした株価操作とも言えます。ここでは、株価の状況と証券会社の目的を全通り(4通り)話していきます。
①株価が上昇トレンドにあり、ずっと上がっている時に目標株価を上げた時。
この場合は、単純です。上がっている株の目標株価をさらに上げようして発表しているので、素人に買わせて、少し上がったところで利益を確定させたいのです。決算期に多い現象です。
②株価が下降トレンドにあり、ずっと下がっている時に目標株価を下げた時。
この場合は①と真逆で、考え方は同じです。下げようとすることで、素人に株を売らせるのが目的で発表することが多いです。つまり、空売りを仕込んでいて、もう少し利益を出すために行います。
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③株価が上がっている時に、目標株価を下げた時。
株価が上昇傾向にあるのに対し、目標株価を下げるというのは、今持っている株を増やしたいので、目標株価を下げることで株価を下げ、追加の買いを入れようとしている場合が多いのです。
④株価が下がっている時に、目標株価を上げた時。
これも③の逆です。下がっている株の目標株価を上げることで、できるだけ上で空売りを足したいので、発表している傾向にあります。
以上が4パターンです。
そもそも、目標株価の存在理由を感じてほしいのです。
なぜ、株価は日々上下で動くのに目標なんて立てるのか?それは目標株価を公表し、目標株価に近づける事で都合のいい人たちがいるということです。そしてこのように公表して買う人たちは、ほとんど株を始めた素人の人たちなのです。
株は、皆が買うから上がり、皆が売るから下がるのです。株価の上昇・下降をするのはそれだけなのです。周りの情報・つまり目標株価で動くのではないのです。
目標株価よりも株価の値動きに、正確なものがあります。それは移動平均線です。詳しくは随時更新していきます。
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